研究室について -About us-

情報格差の無い社会、新しい情報社会を目指して研究しています

「情報」というものは形のないものかも知れませんが、 我々はそれを「目で見て」「手で触って」「耳で聴いて」といったように、 様々な形で理解しようとしています。 目や手の感触、耳の機能というのは人それぞれです。衰えもあります。 経験による知識のあるなしもあるでしょう。でも、皆が同じように情報を使えるようになる、 理解出来るようになる、異なる見方が出来るようになる。そうすれば人とのコミュニケーションや、 人の生き方そのものが変わってくるのではないでしょうか? VRに代表される新しい情報表現も技術の進歩で可能になってきています。

Virtual Reality Fundamental(VRF)

「VRをもう一つの現実にする」ための研究を行っています。 みなさんは、「届くと思って手を伸ばしたら、手が届かなかった」という経験がありませんか? 人は、実際に手が届く距離の1.1倍の距離まで届くと感じる感覚(これを「生態学的認知」といいます)を持っています。 この空間に対する感覚が、VRでは異なるのです。この感覚を同じにしないとVR空間で現実と同じように行動する事はできません。 また、誰もが経験するであろうバーチャル酔いの問題もあります。VR基礎分野では、HMDや大画面没入型バーチャル環境である HoloStage等を利用して、このようなVRと人との関係について研究しています。

Virtual Reality Application(VRA)

VR応用分野では、文字通り「バーチャルリアリティを応用したシステム・アプリケーションの開発」に関する研究を行っています。 医学部、海洋学部、国際教育センター、教養教育センターなど多くの部署との共同研究で、 いろいろな分野へVRを応用する事を試みています。医学部とは、VRを利用した看護師教育用の生体シミュレータの 研究を、海洋学部とは駿河湾の深海360度データを用いたVRによる深海散歩のコンテンツ開発を行っています。 他に、英語教育、国際理解教育など様々なVR応用研究を行っています。 これからも様々な分野でVRの可能性を探っていきます!